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男性・女性の薄毛を食べ物で予防できるって本当?
「男性・女性の薄毛は食べ物で予防できる」と見たり聞いたりしたことはありませんか?
男性に限らず女性にとっても、薄毛は深刻な悩みです。
また、薄毛は簡単に改善できるものではなく人には相談しにくい問題と言えます。
頭皮トラブルで悩んでいる場合、本当に食べ物で予防できるのか知りたいですよね。
結論から言うと、食べ物が原因で薄毛になっている場合は、予防できる場合があります。
そこで今回は、
- 男性・女性に共通する食べ物が薄毛の原因になるケース
- どんな食べ物・栄養で薄毛が予防できるのか
- 予防できない薄毛とはどんな症状なのか
このような内容を紹介していきます。
頭皮トラブルで悩んでいる男性・女性に限らず、将来の薄毛対策を行いたい方も必見ですよ。
男性・女性の薄毛の原因になる食べ物・食習慣とは?
薄毛を予防できる食事もある一方、薄毛の原因になる食べ物もあります。
残念ながら、食べ物は間接的に薄毛を進行させることがあるのです。
どのような食べ物や食習慣が男性・女性の薄毛を進行させるのか、以下に解説していきます。
食事

まず、男性・女性の薄毛を進行させる食べ物は「脂っこい食べ物、高カロリーな食べ物」です。
これらは脂分が多く含まれているため、過剰に摂取し続けると頭皮にも皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
その結果、血行が悪くなり頭皮環境が悪化してしまうのです。
また、糖分が多い食べ物もまた男性・女性の薄毛を進行させます。
このような食事は、髪の毛の成長に必要なビタミンやミネラルが不足しがちです。
頭皮への栄養が不足することで、さらに男性・女性の薄毛を進行させてしまいます。
さらに、ファーストフードも栄養バランスが悪いことで知られていますよね。
ファーストフードは炭水化物や脂質が多く、ビタミンやミネラルが不足している食べ物が多いのが特徴的です。
たまに食べる分につきましては問題ありませんが、日常的に食べるのは頭皮トラブルの原因となる可能性が大きいですよ。
食習慣

栄養バランスの良い食習慣を心がけていますか?
日常的に食べているものが、実は男性・女性の薄毛を進行させている可能性があります。
では、どのような食習慣が薄毛を進行させるのか以下に解説していきましょう。
無理なダイエット
必要以上に体重や体型を意識していませんか?
無理なダイエットは、髪の毛が育つのに必要な栄養素が不足するため薄毛が進行する可能性があります。
私たちが口にした食べ物は、まずは生命を維持するために内臓などの器官から栄養が優先的に使われるのです。
その余った分が頭皮や髪の毛・爪などに使われるため、無理なダイエットをすると髪の毛や頭皮に影響が出ます。
ダイエットをする際は、必要な栄養やカロリーは摂取することをおすすめしますよ。
特に、たんぱく質やミネラル・ビタミンは不足しないように気を付けてくださいね。
外食ばかり
面倒であることや忙しいことを理由に、食事を外食で済ませていませんか?
外食が続いてしまうと、栄養が偏りがちになるため栄養バランスが悪くなってしまいます。
また、外食には動物性の脂肪が多く使われているためカロリーや脂質が高い傾向があるのです。
そのため、外食ばかりしているとコレステロールが溜まり健康を害する可能性があります。
脂質を過剰に摂取することで、頭皮からも皮脂が過剰に分泌されることも有り得るのです。
その結果、頭皮環境が悪化して薄毛が引き起こされる可能性が高くなります。
食べ過ぎ
毎食お腹いっぱい食べていませんか?
食べ過ぎにより内臓脂肪の量が増加し過ぎると、悪玉ホルモンの働きが活発になるのです。
内臓脂肪からは善玉ホルモンと、悪玉ホルモンの2種類のホルモンが分泌されます。
この内臓脂肪は体のエネルギーを蓄えるなど、生命を維持するにはなくてはならないものです。
しかし、悪玉ホルモンが増加し過ぎると血行が悪くなったり血圧が上昇してしまいます。
血行不良は頭皮トラブルを招く原因の一つであるため、「腹八分」を守るようにしましょう。
寝る前の食事
食事をしてから何時間後に布団に入っていますか?
髪の毛は、寝ている間に作られています。
これは、血液によって栄養や酸素が送られることで健康な髪の毛が作られるのです。
しかし、寝る前に食事を摂ると食べ物を消化するために胃に血液が集中されます。
そのため、丈夫な髪の毛を作るのに十分な量の栄養や酸素が頭皮まで運ばれないのです。
その結果、頭皮は栄養不足となり髪の毛が細く弱くなってしまいます。
夜に食事をする際は、寝る3~4時間前には食事を終わらせるようにしてくださいね。
まず薄毛の予防に必要な栄養素を知ろう!
男性・女性が薄毛になる食生活が分かりましたね。
食事が大きく影響する薄毛ですが、薄毛を予防するには必要な栄養素があるのです。
では、以下に男性・女性の薄毛を予防するのに必要な栄養素を解説していきましょう。
タンパク質

髪の毛は、タンパク質からできています。
そのため、タンパク質が不足すると髪の毛を作る元になる栄養素は当然不足します。
その結果、髪の毛は細く弱くなり薄毛へと招かれてしまいます。
魚や肉に多く含まれるタンパク質は、特にダイエットをしている女性には不足しがちな栄養素です。
摂取量を見直して、髪の元となるタンパク質を積極的に摂るように心がけてくださいね。
タンパク質が多く含まれる食べ物は以下のとおりです。
卵・肉・大豆・ジャガイモ・白米・納豆・牛乳・ツナ・牛もも肉・豚もも肉・鶏胸肉・鮭・かつお・豆乳・木綿豆腐など
このように、タンパク質は身近な食べ物に多く含まれているのです。
上記の食べ物を、1食につき1つは取りいれることから始めてみてくださいね。
シスチン
髪の毛の85%以上はタンパク質から作られています。
このタンパク質の中でも、「硬質ケラチン」と呼ばれるタンパク質で髪の毛は構成されているのです。
ケラチンを作るのに必要とされるのが、「シスチン」となっています。
シスチンを効率的に摂取することで、頭皮環境が改善されて髪の毛のコシが強くなるのです。
また、シスチンには抗酸化作用があるため頭皮の酸化を防ぎ薄毛や抜け毛を抑制してくれますよ。
シスチンはこれから生えてくる髪の毛にも良い働きをしますが、今生えている髪の毛にも栄養を与えてくれるのです。
そのため、健やかな髪の毛を維持するには欠かせない栄養素と言えます。
メチオニン
メチオニンとは、タンパク質の原料となるアミノ酸の一種です。
体内では作られない栄養素であり、食べ物やサプリからしか摂取できない栄養素となっています。
メチオニンには、以下の効果が期待できますよ。
- アレルギー抑制作用
- コレステロールの上昇を抑える作用
- 動脈硬化を予防する効果
- 抗酸化作用
- 抗うつ作用
そして近年になって、メチオニンにはAGAやFAGAを改善する効果が注目されるようになりました。
シスチンと同様に、メチオニンはケラチンを作るのに重要な栄養素なのです。
髪の毛を構成している18種類の中でも、シスチンとメチオニンがケラチンを作るのに最も深く関係しています。
ミネラル

「ワカメを食べると髪の毛がキレイになる」と聞いたことはありませんか?
海藻類を食べると、健やかな髪の毛が育つことは実は間違ってはいないのです!
海藻類を含むミネラルは、私たちの骨や身体を作るのに決して欠かすことのできない栄養素となっています。
また、ミネラルには身体に栄養を吸収させたり栄養を運ぶ作用があるのです。
そのため、ミネラルのおかげで摂取した栄養が頭皮までしっかり運ばれます。
さらに、ミネラルは骨を作ったりストレスを抑制する働きもあるのです。
ストレスは薄毛の大敵であるため、イライラを抑えるにはミネラルの摂取が望ましいですよ。
ミネラルを多く含む食べ物は以下の通りです。
干しエビ・バジル・かたくちイワシ・あおさ・青のり・煮干し・桜エビ・刻み昆布・ワカメ・牡蠣・パプリカ・塩辛など
ミネラルを効率的に摂取するために、毎日の味噌汁に海藻類を入れてみるなど工夫をしてみてくださいね。
亜鉛
薄毛改善を目的とした多くのサプリには、亜鉛が配合されています。
これは、亜鉛が薄毛や抜け毛に効果的とされているためです。
髪の毛は85%以上がタンパク質(ケラチン)でできています。
このタンパク質の合成をしてくれるのが「亜鉛」なのです。
しかし体内から亜鉛が不足してしまうと、髪の毛が作られません。
また、亜鉛には薄毛の原因となる5αリダクターゼと呼ばれる酵素を抑制する働きもあります。
このことから、亜鉛は薄毛と深い関わりがあり不足すると薄毛が引き起こされるのです。
ヨウ素
十種類以上あるミネラルの一つであるヨウ素は、甲状腺ホルモンを合成するのに必要不可欠な栄養素です。
ヨウ素が不足すると、甲状腺に異常が引き起こされてバセドウシ病と呼ばれる難病にかかるケースもあります。
このヨウ素は、適切に摂取することで甲状腺ホルモンが全身の細胞に作用してくれるのです。
その結果、個々の細胞の代謝を活性化させます。
さらに、ヨウ素には血管を柔軟にして血管を若返らせる効果もあるのです。
これらの作用から、ヨウ素を適量摂取することで髪の元となる毛母細胞も活性化されて薄毛を予防してくれます。
ビタミン

果物多く含まれているビタミンですが、実は薄毛と深い関わりがあるのです!
ビタミンには頭皮環境を整えたり、髪の毛に必要な栄養を頭皮に届ける役割があります。
しかし、ビタミンが不足すると頭皮が栄養不足となり頭皮環境が悪化してしまうのです。
ビタミンは、体内で摂り溜めることができないことが特徴の一つとなっています。
そのため、毎日摂取する必要がある栄養素なのです。
毎日ビタミンを摂取することが困難な場合は、サプリで補給することをおすすめしますよ。
ただし、ビタミンは過剰に摂取すると薄毛を進行させる可能性もある厄介な栄養素です。
摂取量を守りながら摂取する必要がありますよ。
それでは、以下に男性・女性の薄毛と深い関わりのあるビタミンの種類について解説していきます。
ビタミンA
数あるビタミンの中でも、過剰摂取に注意が必要なのがビタミンAです。
ビタミンAは、頭皮の乾燥や部分的な脱毛に効果的とされています。
その他にも、唇のひび割れやニキビ・頭皮ニキビを予防する働きもあるのです。
一日に必要な摂取量は800~900mgとされており、普段の食事ではこれを超えることはほとんどありません。
しかし、サプリをいくつも摂取しているとこの摂取量を超える可能性があります。
サプリを摂取する際は、ビタミンAの含有量を必ずチェックするようにしてくださいね。
ビタミンB
ビタミンBには、B1・B2・B6・B12の4種類があります。
その中でも特に頭皮や髪の毛と関わりがあるのが、B2とB6の2種類です。
ビタミンB2とB6には、以下の効果が期待できますよ。
ビタミンB2 | 皮脂の過剰分泌を抑制する。細胞分裂を活性化させる。 |
---|---|
ビタミンB6 | タンパク質を髪の毛に変える。髪の成長を促す。 |
このように、ビタミンBには頭皮の健康や髪の毛の成長に深い関わりがあるのです。
豚レバーや干し海苔・ニンニク・マグロなど積極的に摂取するようにしてくださいね。
ビタミンC
美容効果が高いとされるビタミンCですが、実は薄毛予防としても注目されている栄養素なのです。
ビタミンCは、コラーゲンが生成されるときに必要となってきます。
このコラーゲンは、頭皮に十分な栄養を送る毛細血管を作っているのです。
そのため、毛細血管が丈夫でないと頭皮にも栄養や酸素を送ることができません。
薄毛治療には、ビタミンCを直接頭皮に塗ったり頭皮に直接注射することで育毛を促進するものがあります。
つまり、薄毛を予防するにはビタミンCが決して欠かすことができないのです。
ビタミンE
薄毛に良いとされるビタミンEは、ナッツ類や植物油に多く含まれています。
ビタミンEには、血管を広げる作用があるのです。
血管が広がることで、髪の成長に必要な酸素や栄養が頭皮までしっかり送られます。
その結果、薄毛を予防することができるのです。
また、ビタミンEには酸化作用もあるため体の細胞の酸化を防ぐ作用があります。
細胞が酸化すると、薄毛や白髪が引き起こされるのです。
このようにビタミンEは、健やかな頭皮や髪の毛を維持するのに必要不可欠な栄養素と言えます。
薄毛の予防に必要な栄養素に+α!
薄毛の予防にどのような栄養素が必要か分かりましたね!
しかし、薄毛を予防するには、ある栄養素をプラスαで摂取するとなお良い効果が期待できるのです。
それがどのような栄養素で、髪の成長をどのようにサポートするのか解説していきます。
一度は耳にしたことがある栄養素が出てくるかもしれませんよ。
イソフラボン

ダイエットにも効果的とされるイソフラボンは、薄毛予防にも効果が期待できるのです!
イソフラボンは女性ホルモンである「エストロゲン」と化学構造が似ている特徴があります。
美のホルモンと呼ばれるエストロゲンには、コラーゲンやヒアルロン酸の合成をサポートする働きがあるのです。
そのため、摂取することで肌のハリやツヤを維持することができますよ。
その他にも乳がんや前立腺がんなど、ホルモンが関わる疾患に効果があるとされているのです。
さらに、イソフラボンには薄毛の原因となる悪玉ホルモンDHTを抑制する働きもあります。
イソフラボンは、以下の食べ物に含まれていますよ。
納豆・豆腐・豆乳・おから・味噌・醤油・油揚げ・大豆・きな粉など
イソフラボンは和食に良く合う食べ物が多いのです。
海藻類や豆腐が入った味噌汁を、毎朝の日課にしてみてはいかがでしょうか。
リコピン

美容にも薄毛予防にも良いとされるトマトですが、毎日摂取していますか?
リコピンと聞けば、多くの方がトマトを思い浮かべるのではないでしょうか。
リコピンには、強い抗酸化作用があり細胞の酸化を防ぐ働きがあるのです。
頭皮が酸化してしまうと、水分不足や血行不良が引き起こされます。
また、皮脂の過剰な分泌も発生するため頭皮環境が悪化して薄毛になることがあるのです。
リコピンの抗酸化作用で薄毛が予防されて、健やかな髪の毛を育むことが期待できますよ。
リコピンを多く含む食べ物は以下のとおりです。
スイカ・グレープフルーツ・柿・さくらんぼ・赤パプリカ・プラム・人参など
トマトにつきましては、大玉トマトよりもミニトマトの方がリコピンの含有量が多いんですよ。
そのため、摂取する際はミニトマトの方を選ぶことをおすすめしますよ。
カプサイシン

カプサイシンと言えば、ダイエットに効果的と言われる唐辛子ですよね。
辛味成分として知られるカプサイシンには、知覚神経を刺激する働きがあると言われています。
また、新陳代謝を良くする効果があるため、摂取すると体がポカポカしてくるのです。
新陳代謝が上がると体全体の血流が良くなり、頭皮の血行までも促進してくれます。
頭皮の血行が良くなると、頭皮環境が改善し薄毛が予防できるのです。
さらに、カプサイシンはイソフラボンと同時に摂取することで薄毛予防効果がより高まります。
これは、カプサイシンとイソフラボンに血管を広げる作用があるためです。
二つの作用で血管を広げることで、頭皮までしっかり栄養や酸素が運ばれますよ。
コラーゲン

コラーゲンと言えば、美容成分として多くのスキンケア商品に配合されていますよね。
お肌に良いとされるこのコラーゲンの一種は、髪の毛の元となる毛包幹細胞を保護しているのです。
そのため、コラーゲンがないと毛包幹細胞は皮膚の表面へと追いやられて毛穴が少しずつ小さくなってしまいます。
その結果、フケや垢となって皮膚から剥がれ落ち毛穴がなくなってしまうのです。
コラーゲンは、サプリや栄養ドリンクから摂取することができますが以下の食べ物にも含まれていますよ。
手羽先・牛タン・スペアリブ・レバー・軟骨・砂肝・牛すね肉・ウナギ・ふかひれ・カレイ・ししゃも・アジ・イワシ・エビ・イカ・タコなど
このように、コラーゲンは肉や魚などに含まれています。
コラーゲン鍋では、鶏やふかひれ・アンコウなどを入れてスープまで飲み干すなど効率的に摂取してくださいね。
オメガ3脂肪酸

薄毛の予防に必要な栄養素にプラスαして欲しい栄養素は、オメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、植物や青魚などの油に含まれている成分となっています。
このオメガ3脂肪酸には、中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やす働きがあるのです。
コレステロールのバランスが整い血流が良くなるため、頭皮にまでしっかり栄養を届けることができます。
いくら髪や頭皮に良いとされる食べ物を口にしても、血液がドロドロでは頭皮まで栄養が届きません。
そのため、オメガ3脂肪酸を摂取して血液をサラサラにすれば薄毛が改善できると言えるのです。
しかしオメガ3脂肪酸は体内では作ることができないため、以下の食べ物を摂取するようにしてくださいね。
亜麻仁油・エゴマ油・イワシ・サバ・くるみ・アジなど
オメガ3脂肪酸は熱に弱いため、油はドレッシングなどで使うようにしましょう。
また、魚類は刺身やマリネ・カルパッチョなどで食べることをおすすめしますよ。
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物を紹介!
どのような栄養素をプラスαで摂取したらいいのか分かりましたね。
では、実際に薄毛を予防するにはどのような食べ物を摂取したらいいのか11個紹介していきましょう!
それぞれの食べ物が、髪の毛にどう働くのか解説していきます。
卵

一日に一個の卵を食べていますか?
卵には、髪の毛が作られるために必要なほとんどの栄養素が含まれています。
その中でも特に重要なのが、卵黄に含まれているビタミンHと呼ばれる「ビオチン」です。
ビオチンには、髪の毛を作るアミノ酸の代謝を促す働きがあります。
そのため、育毛効果が高いとされている栄養素なのです。
この栄養素を含んでいる卵は、ぜひ一日に一個は食べることをおすすめしますよ。
鶏肉
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物2つ目は、鶏肉です。
鶏肉と言えば、タンパク質が豊富に含まれているためダイエット中でも摂りたい食べ物の一つに挙げられます。
タンパク質以外にも、鉄や亜鉛など髪の毛を丈夫にする栄養素も含まれているのです。
また、鶏肉に含まれるコラーゲンは乾燥肌を予防するほか皮脂の過剰な分泌を抑制する働きもあります。
そのため、鶏肉を摂取することで頭皮環境が整い健やかな髪の毛が育つ土台が作られるのです。
鶏肉の中でも、特にササミは脂肪分が少なくタンパク質が多いためおすすめですよ。
乳製品
乳製品と言えば、牛乳やチーズ・ヨーグルトが挙げられますよね。
乳製品にはタンパク質を始め、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
これら栄養素は上記でも解説の通り、髪の毛を丈夫に育てるのに必要な栄養素です。
ダイエット中で乳製品のカロリーや脂質が気になる方は、低脂肪の乳製品を摂るようにしましょう。
低脂肪の乳製品はカロリーは控えめなのに、カルシウムが多いことが特徴です。
ただし、乳製品の場合は高脂肪だと逆に薄毛を引き起こす可能性があります。
摂取する際は、頻度や脂肪分をご自身で管理するようにしてくださいね。
牡蠣

薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物4つ目は、牡蠣です。
「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣は、以下の栄養素を豊富に含んでいます。
- 必須アミノ酸を全て含んだタンパク質
- 多種類のミネラル(カルシウムや亜鉛など)
- グリコーゲン
- 各種ビタミン(ビタミンB群・C・E)
牡蠣には多くの栄養素が含まれていますが、その中でも注目の栄養素は「亜鉛」です。
亜鉛には、細胞分裂を活性化させる作用があります。
肌の再生サイクルを正常にしてくれるため、髪の毛を強く丈夫にしてくれるのです。
ナッツ類
ナッツ類って普段食べますか?
ナッツ類は、食事の主菜や副菜でもなかなか使いにくく摂取しづらい傾向がありますよね。
どちらかと言うと、おやつやおつまみとして登場することが多いのではないでしょうか。
そんなナッツ類ですが、実は髪の毛に良い効果があります。
ナッツ類には、抗酸化作用のある良質の油が含まれているのです。
体の老化を防ぐほか、発毛環境を活発にする作用もあります。
ナッツ類の中でも、くるみはオメガ3脂肪酸が含まれているので特におすすめですよ。
ナッツ類はおやつとして小皿1皿分を毎日摂取することで、強い髪の毛を維持することができるのです。
緑黄色野菜

緑黄色野菜、好き嫌いせずに毎食摂っていますか?
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物6つ目は、緑黄色野菜です。
緑黄色野菜には、多くのビタミンやミネラルが含まれています。
髪の毛はタンパク質とビタミンやミネラルで作られており、どの栄養素も欠かすことができないのです。
ただし、緑黄色野菜を摂取する際は体を冷やすサラダは極力避けるようにしましょう。
冷え性の女性の場合、体を冷やすことで血行が悪くなり薄毛の改善をすることができなくなります。
出来る限り火を通して温かくしてから食べるようにしてくださいね。
大豆
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物7つ目は、大豆です。
大豆イソフラボンには、女性ホルモンと似たような働きをする作用があります。
それにより、男性ホルモンを抑制して薄毛の原因となる悪玉脱毛ホルモンDHTの生成をブロックしてくれるのです。
大豆がこの女性ホルモンに似た働きをすることは、厚生労働省の研究でも明らかになっていますよ。
また、女性ホルモン「エストロゲン」は加齢と共に減少するため食事から積極的に摂る必要があるのです。
トマト
リコピンのところでも紹介したトマトも薄毛予防のために摂取したい食べ物です。
野菜の中でも栄養価が非常に高いトマトは、健康に良い食べ物として知られています。
リコピンには、抜け毛防止以外にも髪にハリやコシを与える効果も期待できます。
トマトはサラダで食べるのも良し、ソースにして食べるのも良し、焼きたり煮ても良しの食べ物ですよ。
塩分が含まれていないトマトジュースでも、リコピンは摂取できるのでぜひ試してみてくださいね。
唐辛子
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物9つ目は、唐辛子です。
唐辛子と言えば、カプサイシンが豊富に含まれており摂取すると発汗が促されます。
上記でも解説の通り、カプサイシンには血行促進効果があるため汗が出るのです。
血行が促進されることで、頭皮の隅々まで育毛に必要な栄養や酸素が運ばれます。
その結果、薄毛予防となり髪も丈夫に育つことができるのです。
麻婆豆腐やペペロンチーノ、うどんなど和洋中問わず使える唐辛子をぜひ少量から試してみてくださいね。
レバー
「レバーが大好物!」という方はあまり聞きませんよね。
好き嫌いがはっきり分かれてしまうレバーですが、実は薄毛を予防するには重要な食べ物なのです。
レバーには、タンパク質と亜鉛が豊富に含まれています。
特に亜鉛は、全食材の中でも含有量がトップに入るなど優秀な食べ物なのです。
レバーに含まれるタンパク質は髪の毛の原料となる栄養素となっています。
また、亜鉛は細胞分裂を活性化させる働きがあるため頭皮の細胞が活発になるのです。
髪の毛を作るには決して欠かせないタンパク質と亜鉛を含むレバーは、ぜひ1日に1回は摂取したい食べ物と言えます。
鮭
日本での朝食の定番の一つに、鮭の塩焼きがありますよね。
薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物の最後は、「鮭」です。
鮭にはタンパク質を始め、ビタミンDやE・ミネラルなど髪の毛を健やかにするのに必要な栄養素が多く含まれています。
また、良質な脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も含まれているため中性脂肪を減らす効果が期待できるのです。
さらに、血流も良くなるため薄毛を予防する重要な食べ物と言えます。
血管の健康そのものを向上させる鮭は、一日に1切れ食べることをおすすめしますよ。
食べ物での薄毛予防が効果を発揮しない場合とは?

薄毛の予防に必要な栄養素を多く含む食べ物がどのようなものか、具体的に分かりましたね。
上記で解説した食べ物は間接的に薄毛を予防する効果が期待できますが、実は効果が発揮しない場合があるのです。
以下に当てはまる場合は、上記のような薄毛に効果的とされる食べ物を摂取しても効果はあまり期待できません。
- 頭皮を圧迫する習慣のある人
- 肥満体質の人
- 過度な喫煙
- 過度の飲酒習慣がある人
- AGAの人
一つでも当てはまるものがある場合は、薄毛予防効果が発揮しない可能性があります。
上記4つは、血流が悪化してホルモンバランスが乱れやすい傾向にあるのです。
そのため、どれだけ良い食べ物を摂取しても頭皮までしっかり栄養が運ばれないことが考えられます。
薄毛予防として上記の食べ物を摂取すると同時に、これら4つを改善することも並行して行うことをおすすめしますよ。
また最後の一つ「AGA」については、この次の章で解説します。
食べ物にAGA等の治療効果はあるの?

ここで、代表的な男性の薄毛である「AGA」について解説していきます。
男性型脱毛症(AGA)等の場合、残念ながら食べ物に直接的な治療効果はないのです。
AGAによる薄毛かどうかは、進行状況によって判断することができますよ。
AGAの特徴は以下の通りです。
- 生え際から髪の毛が後退している
- 頭頂部から薄毛が進行している
- 薄毛が少しずつ進行している
- 後頭部や側頭部は薄毛が進行していない
AGAの場合、何かを食べたからと言って髪の毛が生えてくるわけではありません。
AGAの場合、DHTと呼ばれる悪玉男性脱毛ホルモンが生成されることで薄毛が引き起こされます。
このDHTには、髪の毛の成長を止める働きがあるため髪の毛が弱く細くなるのです。
食べ物でこのDHTの働きを弱めたり抑制することはできないため、直接的な治療効果がないと言えます。
食べ物はあくまで薄毛予防のサポート役!

薄毛を予防する効果が期待できる食べ物を紹介してきましたが、これら食べ物は薄毛の本質を改善するわけではありません。
あくまでも、髪の成長を最低限サポートするものであるということを忘れないでくださいね。
上記のような食べ物を摂取したからと言って、翌日や翌週に髪の毛が生えてくるわけではありません。
薄毛はストレスや生活習慣・睡眠・食生活など多くの要因により引き起こされるものです。
そのため、何が原因かをしっかり追究し改善することで薄毛も改善されていきます。
しかし、食生活を見直すことは薄毛を改善することにつながるのです。
バランスの良い食生活は、薄毛対策をするうえで決して見落とせない要因となります。
栄養状態が満たされることで、頭皮環境が改善されて丈夫な髪の毛が育つのです。
男性・女性は食べ物から改善して薄毛をしっかり予防しよう!
薄毛予防のサポート役である食べ物ですが、食生活を改善しないと薄毛を予防したり改善することはできません。
そのため、バランスの良い食生活を常に心がけて食事を楽しむようにしましょう。
男性・女性に限らず、バランスの良い食事は頭皮環境を整え強く太い髪の毛を作ることにつながります。
上記で紹介・解説したような食べ物を意識して、積極的に摂取するようにしてくださいね。
一日一日の積み重ねにより、健やかな髪の毛を作り維持することができるようになりますよ。
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