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抜け毛はコラーゲン不足で多くなるの?
健康にも美容にも良いコラーゲンは、身体のためにぜひ摂取していきたい成分ですね。
不足すると、お肌のハリもツヤも失われてしまうような気がします。
でも、コラーゲン不足は抜け毛も誘発することはご存じでしたか?
コラーゲン不足と抜け毛には、どんな因果関係があるのでしょうか?
またコラーゲンは良いとよく言われていますが、いったい何が良いのか、この機会に知っておきたいですね。
今回はコラーゲンの詳しい説明と、その不足による抜け毛への影響を徹底解説します。
そもそもコラーゲンって何?
しかし、そもそもコラーゲンとは何なのでしょうか?
アンコウ鍋など食べながら「お肌プルプル!」ともよく言います。
でも、何でお肌プルプルになるのかは、実のところあまりよくわかってはいないのが本当のところですよね。
そこで抜け毛との関係を知る前に、まずは「コラーゲンとは何なのか」から勉強してみましょう。
形成している成分と、身体に与える働きについて、それぞれわかりやすく説明しますね。
コラーゲンを形成する成分

コラーゲンは、タンパク質の一種です。
アミノ酸がらせん状に合わさって、鎖のような組み合わせで成り立っています。
人間の身体を構成するタンパク質のうち、約3割位はコラーゲンから作られているんですよ。
特に皮膚にはその割合が大きく、皮膚の7割ほどがコラーゲンで形成されていると言われています。
いくつかの種類があり、現在判明しているコラーゲンは28種類です。
それぞれの種類には1型、2型、3型など、発見された順に番号が割り振られています。
1型は皮膚や骨などに多く含まれ、2型は軟骨に多く、血管には3型が多いなどがあります。
人体の部位によっても特徴や性質が異なるんですよ。
コラーゲンの身体への働き

コラーゲンは、人間の身体のさまざまな箇所で大活躍をしています。
皮膚や骨、軟骨、血管、臓器など、身体の枠組みを保つうえでは欠かせない存在です。
皮膚や筋肉にハリと弾力を与えるのはもちろんのこと、内臓や血管、骨にだって弾力性は必要なんですよ。
また、保湿をキープする働きがあることでも知られています。
皮膚の下にある真皮と角質層に存在して、身体の水分を網の目でがっちり捕らえて乾燥を防ぎます。
人間の健康を維持するために重要な働きをしている、不足してはいけない成分なんですね。
毛髪に関して言えば、コラーゲンのうち「17型」については、さらに重要な働きがあることが判明しています。
17型については、後ほど詳しくご説明しますね。
抜け毛はコラーゲン不足だと起こりやすくなるの?

コラーゲンについては上記でわかりましたが、それが抜け毛とはどのような関係があるのでしょう?
髪の毛はタンパク質からできていますから、髪を生育させるには必要な成分であることは理解できますね。
コラーゲンが不足してしまうと、毛髪を作り出す原料が足りなくなります。
髪の毛の状態や、髪の成長にも悪影響を与えてしまいますね。
さらに、コラーゲンの摂取による良い効果は、髪の毛を作るだけではありません。
抜け毛を積極的に減らすのにも、効果的な作用をもたらします。
コラーゲンによって抜け毛が減るのはなぜ?
「コラーゲンを摂取すれば抜け毛が減る!?」
いま抜け毛に悩まされている人にとっては、とても魅力的な言葉ですね。
お肌もプルプルになって抜け毛も減り、髪がフサフサになるなんて最強ですよね。
では、どうして抜け毛が減ることになるのか、そのメカニズムを見てみましょう。
頭皮のコリが取れ柔軟性が増すから

人間の身体に張り巡らされている筋肉には、筋膜とよばれる薄い膜がかかっています。
筋肉が伸び縮みするのを助ける、とても重要な存在なんですよ。
この筋膜は、コラーゲンとエラスチンのふたつが、網の目状になって形成されています。
コラーゲンが不足してエラスチンとの網の目が変形すると、筋肉が動きづらくなりコリの原因になります。
頭皮にも筋肉が張り巡らされていますので、コリをほぐして柔軟に動かせるようにしておかなければなりません。
柔らかく動く頭皮は、毛髪が成長するのにも良い影響を与え、抜け毛も予防できます。
頭皮が保湿されるから

先ほど人間の身体に対する働きに関するご説明の中で、保湿効果について触れました。
この効果により、頭皮が保湿されて抜け毛解消に役立つことが期待されています。
頭皮の乾燥は、抜け毛を誘発します。
水分が不足して乾燥が進むと、かえって皮脂の分泌が盛んになり、雑菌も繁殖しやすくなるからです。
コラーゲンの網の目構造は水分をしっかり捕らえて、湿度が不足している場所でも水分を逃がさない働きをします。
ですから頭皮のうるおいがキープされるんですね。
毛根を強くし髪を太く育てるから

毛根にある毛包の働きが不足する理由について調べた研究結果が、以前に東京医科歯科大学から発表されました。
老化によって幹細胞のDNAが損傷し、17型コラーゲンを分解する酵素が発生することをつきとめた研究成果です。
17型コラーゲンが分解されて不足すると、毛包が小さくなり、毛根が弱くなります。
つまり、毛根を太く、強くするには、17型の摂取が必要不可欠だと判明したのです。
他にもアメリカで行われた研究では人間を対象として、コラーゲンの摂取による髪の太さの変化についての実験が行われました。
その結果およそ10%の被験者に、髪が太くなったとの回答が得られたそうです。
抜け毛を防ぐためのコラーゲン摂取は難しい!?
上記では嬉しいことばかりのように思えますが、抜け毛解消のために効率的なコラーゲンの摂取をするのは、実際には難しいのが実状です。
全くできないことではありませんが、道のりは遠く、効果が現れるまでにはある程度の試行錯誤が必要にはなるでしょう。
難しい点は確かにありますが、定期的にコラーゲンを摂取していけば、抜け毛が少しずつでも改善していく余地はあります。
具体的にどんな理由によって難しくなってしまうのか、その理由を確認しておきましょう。
コラーゲンは吸収効率が悪い

まず最初に知っておかなければならないことがあります。
それは、食事やサプリメントで体内にとり入れたとしても、それがそのまま身体のコラーゲンとはならない点です。
人間の身体は摂取した栄養素を、体内に吸収するために小さな分子に分解します。
コラーゲンは分子が大きな栄養素なので、そのままでは吸収されません。
アミノ酸に分解されて小腸で吸収され、身体の中でも不足していると思われる箇所で、再びコラーゲンとして生成されます。
つまり、身体にダイレクトに届けることができないので、非常に吸収効率が悪いのです。
コラーゲンを特定箇所に作用させるのは難しい

先ほどご説明したとおり、コラーゲンは人体の約3割ほどを占めている構成成分です。
つまりコラーゲンは身体の中の、どこにでもあるんですね。
食材やサプリメントでコラーゲンを摂取しても、その成分は身体全体に行き渡ることになります。
身体の中のどこにコラーゲンが作用するかは自分では決められませんから、希望の特定箇所に集中させることができないのです。
抜け毛を防ぐためにコラーゲン不足を解消するには?
難しいといっても、やらなければ何も始まりません!
一歩一歩あきらめずに努力を続けることで、少しずつでも抜け毛解消の効果は上がってくることでしょう。
大事なのはチャレンジすること、そして、継続させることです。
長期継続できるよう、自分に負担のない方法を考えて、できる抜け毛対策からチャレンジしてみましょう。
コラーゲンを含んだ食品を食べる
毎日の食事に、できるだけコラーゲンを多く含む食材を採り入れてみましょう。
メニューの一品に添えるだけでもプラスになります。
どんな食品に多く含まれるのかを知っておくと、メニュー選択の際の参考になりますよ。
比較的コラーゲンが多いと言われる食品を、いくつかピックアップしました。
鶏や魚の皮

肉類にもコラーゲンは含まれていますが、特に含有量が多いのは皮の部分です。
牛や豚の皮は通常では食しませんので、皮も一緒に食べたいときには、鶏肉をチョイスするのが良いでしょう。
まだ、もっと効率的に皮を美味しく食べたい人は、魚料理がおすすめです。
美容に良いとされるアンコウ鍋は、アンコウの身と皮を一緒に食べられるのも評価が高いポイントです。
スープに溶け出した水溶性の栄養素も飲めるので、余すことなく栄養を採りいれられますね。
フカヒレ

高級食材としてよく名前が挙げられるフカヒレも、含有量が多い食材です。
かの楊貴妃も美容のために、フカヒレを好んで食べていたと言われています。
楊貴妃もきっと、美しくつややかな髪をキープしていたのでしょうね。
日常的にフカヒレを食べるのは難しいですが、特別な日には身体へのご褒美をあげるのもアリですね。
うなぎ

先ほどご説明したように、魚の皮部分にはコラーゲンが多く含まれています。
うなぎも例外ではありません。うなぎは蒲焼きなどで皮付きのまま調理しますから、丸ごと摂取できるんです。
最近では外国産のうなぎも品質が上がっていますので、お値打ち価格のうなぎを選んで摂取しましょう。
ビタミンCを摂る

ですが、身体にしっかり吸収させるには、もうひとつ忘れてはならない栄養素があります。
それはビタミンC。ビタミンCは、コラーゲンが身体に吸収するために必須の栄養素です。
ビタミンCが不足すると、水溶性の栄養素が身体に吸収されずに排出されてしまいます。
抜け毛解消の効果を上げるためには、ビタミンCも不足しないようにすることを心がけましょう。
野菜や果物などのビタミンCが多い食材も積極的に食べて、吸収力をアップさせてあげてくださいね。
育毛剤を使用する
しかし、毎日の食事でせっせと摂取しても、それで抜け毛を解消するのは大変です。
なぜなら、食事によって体内に採り込まれた栄養素が、身体のどの部分に吸収されるかがわからないからです。
抜け毛を減らして髪の毛を増やすためには、髪の毛が生えている部分、すなわち頭皮に直接与えてあげたいですね。
頭皮に直接塗る育毛剤に入っていれば、栄養素がダイレクトに到達できて、抜け毛にも効果が期待できそうです。
イクオス

2017年に大幅リニューアルされた育毛剤のイクオスは、独自成分アルガス2(Algas-2)を配合しました。
イクオスの有効成分であるM-034に、海藻エキスのペルベチアカナリクラタを加えています。
ペルベチアカナリクラタはマリンコラーゲンとも呼ばれる保水力の高い成分なので、頭皮のうるおいアップが期待できます。
M-034はもともと発毛促進効果が期待できる成分で、ミノキシジルと同等の効果があるとも言われています。
発毛促進効果と保湿効果を一緒にしたアルガス2が配合されたイクオスなら、かなりの効果が期待できますね。
ポリピュアEX

ポリピュアEXは、コラーゲンを最大限活用している育毛剤です。
それ自体の効果もさることながら、媒体として他の育毛成分のパワーアップもしてくれるのです。
育毛の有効成分ポリリン酸は、水溶性なので頭皮に留まりづらいとの難点がありました。
そこでポリピュアEXが着目したのが、水分をキープしてくれるための成分です。
長年の研究によりポリリン酸と加水分解コラーゲンを合体させたバイオポリリン酸が、頭皮にしっかり留まり、毛母細胞を活性化させます。
ブブカ

先ほど、抜け毛解消には17型の働きが重要とお伝えしました。
しかし残念ながら、17型は食事やサプリで摂取することができません。
しかし、直接摂取することはできないまでも、17型の生成を助ける働きを持つ成分があります。
それが、シソ科のマジョラムに含まれるマジョラムエキスです。
マジョラムエキスには保湿効果の他、17型の生産力を上げることが期待されています。
そのマジョラムエキスを配合している育毛剤がブブカです!
抜け毛対策にマジョラムエキスを効果的に活用している育毛剤と言えば、ブブカが筆頭に挙げられるでしょう。
コラーゲン配合シャンプーを使用する
抜け毛対策には育毛剤以外にも、頭皮に直接効果を与えられそうなものがあります。
それは、毎日洗髪で使用するシャンプーです。
髪に良い成分が配合されているシャンプーを使えば、髪を洗いながら頭皮に不足している栄養を与えることもできますね。
前述の育毛剤に加えて、シャンプーによるプラス効果もチェックしてみましょう。
MARO17コラーゲンシャンプー

MARO17では頭皮ケアの最新研究から生まれた育毛シャンプーです。
配合されているのは、いま注目の育毛成分キャピキシル。
そのキャピキシルをベースに独自の処方でペプチド化しています。
育毛成分を頭皮の角質層までしっかり与えてくれるのが、コラーゲンとローヤルゼリー酸です。
MARO17シャンプーには2つのタイプがあり、ひとつはギトギト頭皮もすっきり洗い上げてくれるパーフェクトウォッシュ。
もうひとつは、デリケートな頭皮を優しく洗うマイルドウォッシュ。
自分の頭皮に合わせてタイプが選べるから、自分に合った抜け毛対策が可能ですね。
POLAフォルムシャンプー

POLAフォルムシャンプーは、女性のエイジングケア用シャンプーです。
植物由来のオーガニック成分を豊富に配合し、大人女性のための贅沢な育毛シャンプーとして作られました。
ポーラオリジナル保湿成分のシャクヤク花エキスは、頭皮コラーゲンに着目して保湿のサポートをしています。
さらには、抗酸化効果の高いポリフェノールを豊富に含むブドウ種子エキスEXで、頭皮の糖化も防ぐ役割をしています。
スキンケアをするように頭皮をエイジングケアできるシャンプーは、大人の女性にとって魅力的な存在ですね。
セフテイ サンモニ スキャルプシャンプー

セフテイ サンモニ スキャルプシャンプーには、生コラーゲンが贅沢に配合されています。
通常の約3倍の保湿力と、約4倍の吸湿力がある成分なんですよ。
ですから頭皮にもしっかり浸透し、不足したうるおいを戻し、ハリと弾力のある髪が作り出せるのです。
また、セフテイ サンモニ スキャルプシャンプーでは独自の炭酸パワーで効果をアップさせています。
エイジングケア成分をたっぷり含んだ炭酸泡で、頭皮の血行を促進しながらシャンプーできます。
汚れを流しながら頭皮環境を整えるヘッドスパが、自宅でできるなんて驚きですね。
コラーゲン配合サプリメントを服用する
食事だけでは不足しがちな栄養を効率的に摂取する手段として、サプリメントの利用も有効でしょう。
サプリメントにもいろいろな種類がありますが、抜け毛対策のためにはどのようなサプリメントを選択すべきでしょうか。
抜け毛対策に比較的特化していると思われる、いくつかのサプリメントをチェックしましょう。
イクオスサプリ

イクオスサプリでは、コラーゲンのなかでも最も低分子のフィッシュコラーゲンペプチドを採用しています。
分子が大きいために吸収しづらい成分も、低分子になれば身体へ吸収されやすいですね。
さらに、イクオスサプリに配合されているノコギリヤシも魅力的です。
ノコギリヤシには女性ホルモン様の作用があり、5αリダクターゼ酵素の働きを抑える働きが期待されています。
5αリダクターゼ酵素は、AGAの原因であるジヒドロテストロン(DHT)を生成する元となる成分です。
つまりイクオスサプリを飲むことで、AGAの抑制効果が期待できるのです。
ヘアコラーゲン サプリ
ヘアコラサプリは販売開始後10年で累計50,000個を突破した、髪の毛専用のサプリメントです。
開発会社の社長自身が抜け毛に悩んだ経験から生まれたサプリメントなんですよ。
だから、同じ抜け毛の悩みを持つお客様をバックアップするための製品作りに余念がありません。
原料も手間のかかる低温抽出方式を採用し、1番しぼりの成分だけを採用しています。
普通に抽出する方法に比べ、10分の1しか取れない最高級品質だそうです。
さらにヘアコラサプリでは、体内に吸収しやすい粉末ペプチドにして、吸収力をアップさせています。
すっぽん小町

女性の肌に潤いとハリを届けてくれると人気の「すっぽん小町」は、抜け毛対策にも効果が期待できるサプリメントです。
コラーゲンを体内で分解させないためには、アミノ酸が不足していないことが大切です。
すっぽん小町には19種ものアミノ酸が入っているので、単体で摂取するより吸収率がアップするのです。
できるだけ多くのアミノ酸を入れるために、原料にははがくれすっぽんを採用しています。
はがくれすっぽんには、アミノ酸が黒酢の平均91倍も含まれているんですよ!
まとめ
今回はコラーゲンが不足した場合に起こる現象と、抜け毛を解消するための活用方法について解説しました。
健康にも美容にも良い成分を使って抜け毛対策もできるなら、一石二鳥どころか、三鳥も四鳥も取れてしまいそうですね!
食事やサプリ、育毛剤やシャンプーなどさまざまな方法を使って、お肌プルプルも髪フサフサも同時に叶えてしまいましょう。
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