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髪の毛がなみなみになる…

まっすぐなストレートヘアに憧れる!
でも実際は、髪の毛がなみなみに波打ってまっすぐにならない…。
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
頑張ってまっすぐにしても、雨や湿気ですぐになみなみになってしまう方も多いでしょう。
しかし、なぜ髪がなみなみになってしまうのか、その原因をご存じの方は少ないかと思います。
今回は、そんな髪がなみなみになる原因と対処方法をご紹介します。
髪の毛がなみなみになってしまう症状って一体何?

髪の毛がなみなみになってしまう症状は、くせ毛の一種です。
これは正式には「波状毛」と呼ばれます。
髪全体がなみなみになる人もいれば、一部分だけなみなみになってしまう人もいます。
波状毛の特徴は、髪が細く折れやすいこと。
もともと髪が細い人はもちろん、さまざまな要因で髪が細くなってなみなみになってしまう方もいます。
では、そのさまざまな要因とはいったいなんなのか、次はその原因についてご紹介します。
髪の毛のなみなみが起こる6つの理由!
髪の毛がなみなみになってしまう理由は、以下の6つが挙げられます。
- 遺伝
- 加齢
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 頭皮の皮脂詰まり
- 過度なダイエットによる髪質の変化
生まれつき髪になみなみがある方は、遺伝の可能性が高いでしょう。
一方、最近になって髪質が変わったという方は、加齢やその他の要因が絡み合っているのかもしれません。
では、それぞれの要因について詳しく解説します。
遺伝

親から子に遺伝するものは、顔の造形や骨格、髪の色などさまざまです。
その中の1つに、髪質があります。
髪質は、次の5つに大きく分けられます。
- 直毛(太くてストレート)
- 波状毛(今回のテーマである、なみなみの髪質)
- 捻転毛(一見直毛のようにみえるが、実は1本1本がねじれている)
- 連珠毛(髪表面が凸凹していて、太さがバラバラの髪質)
- 縮毛(チリチリと縮れていて、黒人の方に多い髪質)
以上のような髪質は、親から子に遺伝されます。
加齢

もともと直毛だったはずなのに、加齢とともに髪の毛がなみなみになる場合もあります。
これは加齢により頭皮がたるんで、毛穴のゆがみが起こるためです。
髪は、毛穴の奥にある毛根が細胞分裂して成長していきます。
新しく作り出された毛髪は一度毛穴を通り、目に見える部分、つまり頭皮の外側に出てきます。
この毛穴を通る時に穴が歪んでいると、髪にくせが付いてしまうのです。
食生活の乱れ

食生活の乱れも、髪質に大きく関わっています。
髪の毛にとって、最も必要な栄養素はタンパク質です。
なぜなら、髪の主成分であるケラチンはタンパク質を分解し、再合成したアミノ酸から作り出されるため。
つまり、ダイエットや偏食などによりタンパク質が不足すると、健康な髪が作り出せなくなってしまうのです。
不健康で細い髪はくせが出やすく、なみなみの髪質になりやすくなってしまいます。
睡眠不足

一見、髪質にはあまり関係しなさそうな睡眠不足も、じつはなみなみになってしまう原因です。
睡眠は心身を休めて、身体のバランスを整えるために必要不可欠です。
これが不足してしまうと、自律神経の乱れやストレスの蓄積を引き起こします。
自律神経やストレス過多は、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
肌トラブルとは、もちろん頭皮も含まれます。
頭皮の環境が悪化すれば、それだけ髪質にも影響を与えてしまうのです。
頭皮の皮脂詰まり

ここまでに出てきた食生活の乱れや睡眠不足は、頭皮の皮脂バランスを乱す原因でもあります。
脂っこいものを食べていれば、それだけ皮脂の分泌量は増加します。
そして、睡眠不足による自律神経の乱れは皮脂の過剰分泌を引き起こします。
これらは、皮脂の毛穴詰まりにより髪がなみなみになる原因となってしまいます。
また、誤ったシャンプー方法や肌質に合わないシャンプーの使用も、皮脂の毛穴詰まりを起こしやすくなるでしょう。
過度なダイエットによる髪質の変化

過度なダイエットで髪質が変化してしまうのは、男性よりも女性の方に多い傾向です。
「〇〇だけダイエット」や特定の食材を徹底的に制限するなど、中には過激なものも多々あります。
そうしたダイエットは、栄養不足やストレスなどを引き起こしてしまいます。
これらは、先ほどご紹介したとおり、髪がなみなみになってしまう原因です。
ダイエットを目指すのであれば、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
髪の毛のなみなみをまっすぐにするには?
以上のように、髪の毛がなみなみになってしまう原因にはさまざまな理由がありました。
これから生えてくる髪については、生活習慣の改善を図るなどの対策がとれます。
しかし、今現在なみなみに悩まされている方にとっては、短時間で改善できる方法が知りたいですよね。
そこでまずは、今生えているなみなみの髪をまっすぐにするための対処方法をご紹介します。
すでに髪がなみなみになってしまっている方は、以下の方法を参考にしてみてくださいね。
ストレートパーマをかける

1つ目にご紹介する対処方法は、ストレートパーマ、通称ストパーです。
ストレートパーマは美容院で施術して貰うことができ、1度かけると2~3ヶ月程度は持つと言われています。
それほどくせが強くなければ、一見真っ直ぐの状態にすることが可能です。
ただし、なみなみのくせが強すぎる場合には、ストレートパーマではあまり高い効果は得られない可能性があります。
あくまで、ボリュームを落ち着かせる程度と考えた方が良いでしょう。
縮毛矯正をする

くせが強く、なみなみが大きい人は縮毛矯正がおすすめです。
縮毛矯正は薬剤を使って髪をまっすぐにしたあとに、アイロンの熱でさらに髪の毛をまっすぐにします。
ストレートパーマよりも持ちが良く、雨の日でも取れにくいので安心です。
ただし、前述の通り薬剤とアイロンを併用するため、髪へのダメージは大きくなります。
ドライヤーでうねりを伸ばす

なるべく髪に負担をかけずに、なみなみを治したい方はセルフケアを行いましょう。
セルフケアの方法は、シャンプー後のドライヤーでうねりを伸ばすことです。
髪は、濡れた状態から乾かすときにある程度スタイルが決まります。
そこで、ドライヤーをするときには、髪の根元を軽く引っ張りながら乾かしてみましょう。
根元をまっすぐにしておくと、乾いたときになみなみが出にくくなりますよ。
髪の毛のなみなみを根本から改善していくためには?
以上が、すでになみなみになってしまった髪をストレートに見せる方法です。
では、髪の毛を根本から改善していくためにはどうした良いのでしょうか?
根本的な改善方法は、以下の2つがあります。
- 生活習慣を改善する
- 頭皮の皮脂汚れを取り除く洗髪をする
これらは、短期間で髪をストレートにできるわけではありません。
しかし、根本的に改善していく方法なので、髪のダメージを減らすことができるでしょう。
生活習慣を改善する

では、それぞれについて詳しく解説します。
まずは、生活習慣の改善についてです。
前述のとおり、髪の毛がなみなみになってしまう原因には食生活や睡眠不足などの生活習慣が関係しています。
これらを改善すると、髪質をまっすぐに導くことができます。
また、生活習慣の改善は健康的な髪や抜け毛予防にも効果的です。
なみなみの髪だけでなく、抜け毛や薄毛にお悩みの方も、ぜひ生活習慣を見直してみましょう。
バランスの良い食事をする
髪質の改善や頭皮環境を良くするためには、バランスの良い食事をこころがけましょう。
とくに、健康な髪の毛のためにはタンパク質・ビタミン・ミネラルが必要不可欠です。
タンパク質は、肉や魚などの動物性のものと大豆などの植物性のものをバランスよく摂りましょう。
ビタミンや、緑黄色野菜や豚肉に豊富に含まれています。
そして、ミネラルは牡蠣やきのこ、ほうじ茶などに含まれていますよ。
運動を習慣化する
食事バランスを整えたら、適度な運動も取り入れていきましょう。
運動と言っても、ボクシングやダンスのような激しいものでなくて構いません。
散歩やジョギング、ストレッチなど身体の負担にならない程度に行うことが大切です。
また、仕事で忙しくて日中に運動をする時間がないという方もいるでしょう。
そんな方は通勤時に1駅分や、1つ先のバスの停留所まで歩くなど、ちょっとした運動を習慣化すると良いでしょう。
質の良い睡眠を確保する
食事、運動が改善できたら、睡眠の質も見直しましょう。
睡眠の質を上げるためには、寝る前の行動が重要です。
寝る直前までスマートフォンやパソコンを使用している方は、睡眠の質が低下している可能性が高いでしょう。
スマートフォンやパソコンの光には、ブルーライトが使われています。
そのブルーライトには、脳の働きを活性化させる作用があります。
そのため、寝る直前にブルーライトを見てしまうと、睡眠時にしっかりと脳が休めなくなってしまうのです。
寝る1時間前までにはスマホやパソコンを避け、脳や目をリラックスさせるようにしましょう。
頭皮の皮脂汚れを取り除く洗髪をする

活習慣の中でできる、髪質の改善方法は以上のとおりです。
ただし、生活習慣を改善していても、シャンプー方法が誤っていては意味がありません。
ここからは、髪がなみなみにならないよう、頭皮の皮脂汚れを取り除く洗髪方法をご紹介します。
普段何気なく行っているシャンプー方法が誤っていないかどうか、自分の洗い方と読み比べてみてくださいね。
ブラッシングをする
シャンプーをする前に、まず事前準備をしましょう。
事前準備とは、髪をブラッシングすることです。
ブラッシングをすると絡んでいる髪の毛をほぐし、抜け毛や髪のダメージを抑えることができますよ。
ブラッシングをする際は、絡んでいる髪を無理やり引っ張らないように注意しましょう。
無理やり引っ張ると、髪のキューティクルが剥がれて、なみなみになる原因となります。
ぬるま湯で素洗いする
ブラッシングをして髪の絡まりをほぐしたら、続いて素洗いを行います。
素洗いとは、シャンプーを使わずにお湯だけで頭皮を洗うことを指します。
お湯の温度は高すぎると頭皮や髪に負担を与えてしまうため、38~40度のぬるま湯にしましょう。
ぬるま湯で頭皮をしっかりと素洗いすると、皮脂やほこりなどの汚れは8割程度落とすと言われていますよ。
シャンプー前にしっかりと汚れを落としておくと、洗浄剤による頭皮への刺激を軽減できるでしょう。
シャンプーをよく泡立ててから洗う
しっかりと素洗いができたら、いよいよシャンプーをしていきます。
シャンプーは、手や専用ネットを使用してよく泡立てましょう。
これは、シャンプーを原液のまま頭皮や髪につけてしまうと、刺激が強すぎるからです。
また、原液のままでは、お湯ですすいだときに頭皮に残りやすくなってしまいます。
すると、残った洗浄剤が毛穴につまり、髪の毛がなみなみになることが考えられます。
しっかり泡立てると、泡が汚れを吸着して優しく洗い上げることができますよ。
よくすすぐ
素洗い、シャンプーがしっかりとできたら、最後によくすすぎましょう。
ここまでしっかりと洗えていても、すすぎ残しがあると頭皮の毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。
すすぎの時間は、シャンプー時間の2~3倍を目安にしましょう。
しっかりと時間をかけてすすぐと、頭皮の洗い残しが起こる可能性を減らすことができます。
念のため、すすぎ終わったら頭皮にぬめりが残っていないかどうか、しっかりと確認しておきましょう。
まとめ

今回は、髪の毛がなみなみになってしまう原因と対処方法をご紹介しました。
さらっと流れるようなストレートは、清潔さや清楚さがあることから男女ともに人気のヘアスタイルです。
しかし、まっすぐでキレイなストレートを手に入れるのは大変ですよね。
なみなみの髪から、美しいストレートヘアへと近づくためには、生活習慣を見直して、毎日のケアが大切です。
髪質にお悩みの方は、ぜひ今日から毎日の習慣を改善していきましょう!
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