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髪の毛がたま結びになったら切ることで対処できる?
たま結びと言えば、手芸をするときに糸が布地から抜けないように処理する方法として使われます。
ところが、このたま結びが髪の毛にできてしまうことがあるのです。
髪の毛に結び目ができてしまうと、ブラシに引っかかって抜け毛が起きやすくなります。
では、なぜ髪の毛にたま結びができてしまうのでしょうか?
また、こうなったときには切る以外に対処方法はないのでしょうか?
たま結びになる原因と、結び目ができてしまったときの対処方法をご紹介します。
髪の毛がたま結びになる理由とは?

まずは、髪に結び目ができる原因からご紹介します。
結び目ができる髪には、以下の特徴があります。
- 乾燥していてパサついている
- 痩せていて弾力がない
- ある程度の長さがある
乾燥してパサつく、痩せて弾力がない髪の毛は、髪の外側を守るキューティクルが剥がれている状態です。
そして、ある程度の長さがある髪の毛の先はキューティクルが剥がれやすい場所でもあります。
キューティクルが剥がれた髪の毛の状態は、弾力のない糸に近い状態です。
つまり、糸のようにゴワつきのある髪質だと、気づかないうちに結び目ができてしまいやすいということですね。
髪の毛がたま結びになりやすい場面
糸の場合は人差し指に糸を巻きつけて、その糸を人差し指と中指で寄りあわせてたま結びを作ります。
しかし、髪の毛にわざわざそんなことをする人はいませんよね。
では、髪の毛がどうしてたま結びになってしまうのでしょうか?
髪に結び目ができやすい場面として、主に以下の3つが挙げられます。
- 寝ている時
- 髪をタオルで拭いている時
- 風に当たって髪が絡まる時
では、なぜこれらの場面で髪に結び目ができやすいのか、その理由をご説明します。
寝ている時
まずは、寝ているときに起こりやすい理由についてです。
ベッドや布団に横になるとき、頭は枕やタオルの上に乗せている状態ですよね。
つまり、髪の毛は頭と枕などの間に挟まれている状態。
この状態のまま寝返りを繰り返すと、髪の毛がこすれあいます。
つまり、糸をより合わせてたま結びを作るのと同じ原理で、髪の毛にも結び目がついてしまうのです。
髪をタオルで拭いている時
続いて、髪をタオルで拭いているときについてです。
髪をタオルで拭くとき、ゴシゴシと拭いていませんか?
全体の髪をひとまとめにして拭いてしまうと、絡まりやすくなってしまいます。
そのなかには、絡まったままほぐれずに、ぎゅっと結ばれてしまうものもあるのです。
とくに、髪の毛は濡れた状態のときに弾力がより失われるため、拭き方には注意が必要です。
風に当たって髪が絡まる時
3つ目は、風にあたって髪が絡まる時に起こりやすい理由についてです。
こちらは、寝ているときやタオルで拭いているときに比べれば、それほどたま結びが起きやすいわけではありません。
とはいえ、風が強い日やビル風に当たることが多い方は、注意しておくに越したことはありません。
とくに髪の毛にダメージを負っている時は、風に当たっただけでもたま結びができてしまうことも…。
普段から保湿ケアをしっかりとし、出かける際は静電気の起こりにくい素材の帽子をかぶるのもおすすめです。
髪の毛のたま結びの症状は切ることでなんとかなる?
以上のように、髪の毛にたま結びができてしまう原因には、いくつかの理由が挙げられました。
では、もし結び目ができてしまった場合には、どのように対処したら良いのでしょうか?
この場合には、結び目ができてしまった部分を切る方が良いでしょう。
もちろん、髪の1本に結び目ができていても、人から気づかれることはほとんどないので放っておいても問題はありません。
しかし、切っておけば、ブラシに結び目が引っかかって抜けるのを防ぐことができます。
ブラシに引っ張られた髪の毛は、根元が伸びたり傷んだりしてしまいます。
ですから、もし結び目に気がついた際には、抜け毛や傷んだ髪になってしまう前に切ると良いでしょう。
髪の毛のたま結びを切ること以外で解消する方法
髪の量がある程度ある場合には、結び目ができていても目立ちませんし、1本を切るだけではヘアスタイルにはほぼ影響しません。
しかし、もともと薄毛で悩んでいて、髪の毛をこれ以上減らしたくないという方もいるかと思います。
そんな方は、切る以外にできる解消方法を試してみましょう。
これからご紹介する方法は、結び目ができるのを予防する効果もあるのでぜひ読んでみてくださいね。
トリートメントやオイルで保湿する
1つ目の方法は、トリートメントやオイルを使用する方法です。
トリートメントは、髪の毛の傷みを補修する成分が配合されています。
そして、オイルにはドライヤーの熱から髪を守り、乾燥を抑える効果が期待できます。
これらを使用することにより、乾燥によるパサツキを抑え、保湿して弾力を取り戻す効果が期待できるのです。
ここで、おすすめのトリートメントとオイルをいくつかご紹介します。
クイーンズバスルーム システムトリートメント
クイーンズバスルーム システムトリートメントは、数多くあるトリートメントの中でも珍しい2剤式になっています。
こちらの商品を開発するにあたって心がけたのは、自宅でできるサロンレベルのトリートメントだそうです。
そのため、サロン向けのトリートメントを開発している研究者を含む、本格的な開発チームで臨んだとのこと。
そんなクイーンズバスルーム システムトリートメントで注目したい成分は、以下の2つです。
- 加水分解ケラチン
- メドウフォーム-δ-ラクトン
加水分解ケラチンは羊毛を加水分解して作られた成分で、髪の主成分となるアミノ酸を豊富に含んでいます。
この成分の力で傷んだ髪の毛を内部から補修し、ハリ・コシ・弾力のある髪の毛へと導きます。
また、メドウフォーム-δ-ラクトンには保水膜と呼ばれる膜を作る働きがあるため、頭皮と髪を保湿する効果が期待できますよ。
ルベル イオクリーム メルトリぺア
続いておすすめしたいのが、ルベル イオクリーム メルトリぺアです。
ルベル イオクリーム メルトリぺアには、ハチミツが配合されています。
ハチミツは、さまざまな美容効果と高い栄養素があることから、女性におすすめの栄養成分です。
そんなハチミツには、髪の毛にとっても嬉しい作用があるのです。
それが、高い保湿力と髪への浸透率です。
とろっとしたハチミツは、肌や髪の毛を乾燥から守り、毛先までつややかな髪の毛に導きます。
また、ルベル イオクリーム メルトリぺアには、シリコン成分も配合されています。
シリコンは髪や頭皮への負担になることから避けている方も多いかと思いますが、傷んだ髪に使うのは有効です。
傷んでたま結びができてしまうような髪には、シリコン配合のこちらの商品がおすすめですよ。
ボタニスト ボタニカルトリートメント スムース
おすすめシャンプー、最後の商品はボタニスト ボタニカルトリートメント スムースです。
こちらは、ボタニカルという名称のとおり、自然由来の成分が配合されています。
配合されている成分は、以下のとおりです。
- ココヤシ
- パームヤシ
- アボカド
- 大豆
上記にある2種類のヤシ由来成分には、髪にツヤを与えなめらかな指どおりに導く効果が期待できます。
そして、アボカドと大豆は、ハリやコシのある健康的な髪の毛の成長を助ける作用があるそうです。
これらの働きにより、強く芯のある髪に近づけることができるのです。
タオルでゴシゴシ拭かないようにする
以上の3種類は、傷んだ髪にオススメのトリートメントです。
ではこれらを使うだけでたま結びを防ぐことができるのかというと、そうではありません。
髪の質を向上すると同時に、結び目ができる行動を控えることも大切です。
注意したいポイントの1つが、タオルで髪を拭くときの拭き方です。
ゴシゴシと力任せに拭いてしまうと結び目ができやすくなるため、そっと髪を抑えて水分を拭き取っていくように意識しましょう。
枕カバーを滑らかな素材のものに変える
タオルで抑えるように拭く理由は、摩擦で髪が絡むのを防ぐためです。
つまり、タオルで拭くとき以外にも摩擦を軽減することができれば、たま結びができるのをある程度防ぐことができるのです。
なかでも、枕カバーによる摩擦を軽減すれば寝ている間に髪が結ばれてしまう可能性を下げることができます。
摩擦を少なくするためには、なるべく柔らかめの生地を選ぶようにしましょう。
ナイトキャップをかぶって寝る
枕カバーを変えただけでは安心できない、という方はナイトキャップの利用がおすすめです。
ナイトキャップとは、夜寝るときに髪が乱れないように被る帽子のことです。
日本ではあまり見かけませんが、海外では古くからシラミ予防として使われていました。
ナイトキャップを被れば、髪の摩擦をより軽減することができるでしょう。
さまざまな形があり、フェミニンなフリルタイプもあれば、サンタクロースの帽子のような円錐状のものもあります。
紫外線対策をして外出する
髪にたま結びができる理由は、摩擦だけではありません。
最初にお伝えしたとおり、髪質が悪くなるとそれだけ結び目ができやすくなります。
そのため、髪が傷む原因をできるだけ予防する必要があります。
その1つが、紫外線によるダメージです。
紫外線は頭皮や髪を乾燥させ、キューティクルにダメージを与える原因となります。
そうならないために、UVカットスプレーや日傘などを用いて紫外線を防ぐようにしましょう。
まとめ
今回は、髪にたま結びができる原因についてご紹介しました。
たま結びができてしまったときの対処法も一緒にご紹介しましたが、予防できるのであればそれに越したことはありません。
そのためには、髪を丁寧に扱うこと、髪質の変化に気がつけることが大切です。
これまで気に留めたことがなかった方は、これからはぜひダメージケアを意識してみてくださいね。
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