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髪の毛が光るのはなぜ?
髪の毛が光にあたって、キラキラしている…。
そう気になったことはありませんか?
それは、もしかしたら髪の毛が傷んでいる証拠かもしれません。
とくに、光にすかしてみて赤く光ってしまう人は、要注意!
そのまま放っておくと、髪の傷みがどんどん悪化していってしまうかもしれません。
では、なぜ髪の毛が光ることと、傷んでいることはどう関係しているのでしょうか?
今回はその理由と、傷んでいた場合の対処方法についてご紹介します。
髪の毛が光るのは染めることでの傷みによるもの?
さて、髪の毛が光る原因は髪の毛の傷みであることはお伝えしました。
とはいえ、髪の毛が傷む場合にはさまざまな原因が考えられます。
日常の中で傷みやすいのは、ドライヤーの熱やタオルドライ時の摩擦などですね。
では、髪の毛が光る場合には何が原因かと言うと、ヘアカラーで染めることが1番の原因と考えられます。
ヘアカラーはカラーリング用の薬剤を使って、髪の毛を染める方法です。
カラーリングの中でも、ブリーチや一般的なカラー剤は染色前に1度髪の脱色を行います。
脱色後に染色剤を髪内部に入れるのですが、時間が経つと染色剤は徐々に抜けていってしまいます。
染色剤が抜けた後の髪内部には、空洞ができてしまっています。
この髪内部の空洞には空気が入っており、その空気に光が反射するとキラキラと光るのです。
また、髪の毛に空洞ができる原因にはヘアカラー以外にもあります。
染めることでのダメージ以外の髪の毛が光る理由って?
では、ここからはヘアカラー以外で髪の毛が光る原因についてご説明します。
前述のとおり、髪内部に空洞ができ、そこに空気が入り込むことが原因で髪の毛が光ってしまいます。
ではどんなときに、髪内部の空洞ができるのでしょうか?
起こりやすいものとしては、以下の原因が考えられます。
- 紫外線の浴びすぎ
- 髪への水分不足
これらは、何気ない生活の中で起こってしまいやすいヘアダメージです。
なぜこれらが髪が光る原因になってしまうのかについて、詳しくご説明します。
紫外線の浴びすぎ
紫外線といえば、肌が日焼けする原因というイメージが強いですよね。
しかし実は、肌以上に日焼けしやすいのが髪の毛なのです。
髪は肌に比べて日焼けが目立ちにくく、普段は意識していない方も多いでしょう。
なにも対策されていない髪は紫外線をもろに浴びて、内部の成分が酸化してしまいます。
すると、髪内部に空洞ができて、日に当たるとキラキラと光ってしまうのです。
髪への水分不足
髪内部の話が何度か出てきましたが、ここで髪の毛の構造について簡単に説明しましょう。
髪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質で、8~9割はケラチンでできています。
そして、残りの1割が水分で構成されています。
この水分は熱やダメージが原因で、外へと蒸発してしまうことがあります。
すると、これもまた髪内部に空洞を引き起こすため、髪が光る原因になってしまうのです。
髪の毛が光るのを防ぐために染める際に意識すべきこと
では、原因がわかったところで次は髪を染める際の注意点についてご紹介します。
髪がなるべく光らないように染めるためには、以下の点に注意しましょう。
- 刺激度合いが小さいヘアカラーを使用する
- カラー後のヘアケアをしっかり行う
- なるべく美容院で染めてもらう
これらに注意すると、ある程度髪の毛のダメージを軽減することができるでしょう。
とはいっても、ヘアカラー剤の種類やヘアケアの方法がわからない方もいるかもしれません。
ここからは、それぞれの予防法についてもう少し詳しくご説明します。
刺激度合いが小さいヘアカラーを使用する
まずは、髪を染める時のヘアカラー剤選びのポイントについてです。
ヘアカラー剤は、大きく4つに分けられます。
種類と効果、刺激の強さを表にまとめましたのでご覧ください。
種類 | 効果 | 刺激の強さ |
ブリーチ | 色素を抜き、脱色する | 強い |
アルカリ性カラー | 色素を抜き、新しい色素を入れる | やや強い |
ヘアマニキュア | 髪の上から色素を入れる | やや少ない |
ヘナカラー | 植物由来の成分を使って着色する | 少ない |
脱色後に入れた色は、日々のシャンプーや汗などが原因で徐々に抜けていってしまいます。
髪が光るのを防ぐためには、髪の色素を抜くようなダメージの大きいヘアカラーは避けましょう。
おすすめは、植物由来のヘナカラーによるカラーリングです。
カラー後のヘアケアをしっかり行う
染めたい髪色の中には、ブリーチやヘアカラー剤を使わないと出せない色の場合もありますよね。
そんなときには、アフターフォローをしっかりするようにしましょう。
とくに、カラー後のヘアケアは大切です。
ヘアケアの方法としては、以下の2つが挙げられます。
- アミノ酸シャンプーを使用する
- 洗い流さないトリートメントを使用する
どのような商品を選べばよいのかも含めて、詳しいケア方法をご説明しましょう。
アミノ酸シャンプーを使用する
カラー後のヘアケアとしておすすめなのが、アミノ酸シャンプーの使用です。
アミノ酸シャンプーとは、アミノ酸系洗浄剤を主成分としたシャンプーのこと。
髪の毛の9割はケラチンであるとお伝えしましたが、このケラチンもアミノ酸からできています。
つまり、髪と似た成分で洗浄できるので刺激が少なく、優しく洗うことができるのです。
アミノ酸シャンプーの中でもおすすめの商品が、チャップアップシャンプーです。
チャップアップシャンプーには、5種類の高級アミノ酸成分と10種類のオーガニックエキスが配合されています。
これらの働きにより、頭皮の保湿と健康な髪の毛へ導く効果が期待できます。
ヘアカラーで染めることにより負ったダメージはもちろん、紫外線の乾燥などの予防にもおすすめのシャンプーです。
洗い流さないトリートメントを使用する
低刺激シャンプーで髪を洗ったら、しっかりとドライヤーで乾かしましょう。
自然乾燥は髪の毛が傷み、内部の水分が抜ける原因となってしまいます。
とはいえ、ドライヤーの熱も髪にダメージを与える一因ではあります。
そこで、そのダメージを少しでも軽減するために使いたいのが、洗い流さないトリートメントです。
洗い流さないトリートメントは、髪の毛を熱や摩擦から守る効果があります。
また、補修成分も配合されているため、何回も染めて光るようになってしまった髪の補修にもおすすめです。
なるべく美容院で染めてもらう
髪の毛を染めた後には、以上のようなヘアケアがおすすめです。
しかし、髪が光らないようにするためには、染める際にも注意点があります。
それは、なるべく美容院でカラーリングして貰うことです。
なぜなら、自分で髪を染めると塗り残しや長時間の放置などが起きてしまう可能性があるためです。
薬剤をつけたまま長時間の放置や、塗り残し後に再度カラーリングをすると、髪へ大きなダメージを与えてしまいます。
このようなリスクを減らすためにも、なるべく美容院で染めてもらうようにしましょう。
髪の毛の染め方以外で光る症状を防ぐ方法
ここまでは、染めることが原因で髪の毛が光る現象についてご紹介しました。
しかし、最初の方で触れたように、髪が光るのは染めるのだけが原因ではありません。
紫外線や乾燥も髪の毛が光る原因となってしまいます。
では、これらはどのように対策すれば良いのでしょうか?
ここからは、ヘアカラー以外の原因を予防する方法についてご紹介します。
髪の毛に日焼け止めスプレーをかける
紫外線による髪のダメージは、日焼け止めスプレーを使いましょう。
日焼け止めスプレーといえば、肌や顔用だけだと思われているかもしれません。
しかし、最近では髪用や身体・髪兼用の日焼け止めスプレーも発売されています。
例えば、クラシエから発売されているヘアケアシリーズ「いち髪」からは、2種類のUVカットスプレーが発売されています。
そのうちの1つは、UVカットだけでなくスタイリングも同時にできる優れものです。
ナチュラルな仕上がりのため、柔らかい巻髪やふわっとしたストレートヘアにしたい方におすすめですよ。
帽子や日傘を活用する
UVカットスプレーは苦手、という方は帽子や日傘を活用しましょう。
この場合に注意して頂きたいのが、UVカット仕様のものを選ぶことです。
帽子や日傘の中には、日差しがよけられても紫外線は通してしまうものもあります。
帽子はなるべく黒色のものを選び、日傘なら商品の札にUVカット仕様と記載があるかを確認しましょう。
ただし、UVカット仕様であっても、内側の生地が白などの明るい色をしている日傘は要注意。
アスファルトからの照り返しで、紫外線を浴びてしまう可能性がありますよ。
パーマやカラーリングの頻度を減らす
髪の毛のダメージを防ぐ方法はさまざまですが、ダメージの原因を取り除くことが1番大切です。
パーマやカラーリングの頻度が多ければ多いほど、髪はどんどん傷んでしまいます。
キラキラ光るだけで留まらず、しまいには白髪になってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、パーマやカラーリングはなるべく頻繁に行わないようにしましょう。
まとめ
今回は、髪の毛を染めることと、光ることの関係性について解説してきました。
ヘアカラーは、老若男女問わず手軽にできるおしゃれの1つです。
身だしなみとして頻繁に染め直している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、やりすぎると髪のダメージが蓄積していき、やがて白髪や薄毛を引き起こしてしまいます。
日頃のケアを忘れずに、上手にヘアカラーを楽しんでくださいね。
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